スマートフォンを活用した「災害応急活動支援システム(多助 たすけ)」

災害応急活動支援システム「多助」に係るソフトウェアの提供について

災害応急活動支援システム「多助」(以下「多助」という。)につきましては、これまで当センターが運用して参りましたが、平成30年4月1日からは、市町村又は消防本部が単独又は共同して運用される場合に「多助」のソフトウェアを提供することにいたします。この場合、「多助」利用申込書を提出していただき、無償で提供します。
「多助」をご利用いただくには、次に掲げるサーバ等のハードウェアの整備やドメイン取得等の手続き、ソフトウェアのインストール作業等が必要となります。
なお、これらの設備等は、自ら保有して運用するオンプレミス形式のみならず、レンタル等の方法で調達し運用する方法や業者に委託する等の方法であっても、市町村又は消防本部が運用主体となる限り、差し支えありません。

1 運用に必要な資機材と仕様

(1) サーバ等

①、②、③の仕様は、利用するスマートフォン等の端末台数を1,000台と想定した場合です。端末台数がこれ以外の場合は、問い合わせください。

① アプリケーションサーバ(HPE DL120 Gen9 E5 v4 8SFF SASモデル相当)(注1)

  • CPU:インテルXeonプロセッサー E5-2603 v4 1.70GHz相当
  • メモリ:8GB以上
  • HDD:RAID5で実容量300GB以上(注2)
  • 光学ドライブ:9.5mm SATA DVD-ROM

② データベースサーバ(HPE DL120 Gen9 E5 v4 8SFF SASモデル相当)(注1)

  • CPU:インテルXeonプロセッサー E5-2603 v4 1.70GHz相当
  • メモリ:8GB以上
  • HDD:RAID5で実容量300GB以上(注2)
  • 光学ドライブ:9.5mm SATA DVD-ROM

③ Proxyサーバ(HPE DL120 Gen9 E5 v4 8SFF SASモデル相当)(注1)

  • CPU:インテルXeonプロセッサー E5-2603 v4 1.70GHz相当
  • メモリ:8GB以上
  • HDD:RAID5で実容量300GB以上(注2)
  • 光学ドライブ:9.5mm SATA DVD-ROM

④ WindowsPC(本部PCで利用、Android系スマートフォンアプリケーションソフトウェア(以下「アプリ1」という。)の構築、サーバドメイン書換えとインストール用パソコン。)

  • CPU:インテルCeleronJ1800デュアルコアプロセッサー2.41GHz相当
  • メモリ:4GB以上
  • HDD:128GB以上
  • ディスプレイ:1280×800相当の解像度
  • LAN:10Mbps(10BASE-T)以上
  • USB:A端子対応コネクター1個以上
  • OS:Windows7(64Bit)以上
  • Web検索ソフト:Internet Explorer Ver.11

⑤ Apple社製MacPC(iOS系スマートフォンアプリケーションソフトウェア(以下「アプリ2」という。)の構築、サーバドメイン書換えとインストール用パソコン。)

  • CPU:インテルCore i5デュアルコア1.8GHz相当
  • メモリ:4GB以上
  • HDD:128GB以上
  • ディスプレイ:13型LEDバックライトワイドスクリーン相当
  • LAN:10Mbps(10BASE-T)以上
  • USB:A端子対応コネクター1個以上
  • OS:開発ターゲットのiosバージョンとXcodeバージョンよりMacOSを選択

⑥ 緊急信号表示器(注3)

  • パトライト社製NHS-xFB1相当

インターネット回線

  • 通信速度:1Gbps以上

(2) スマートフォン等の端末

① スマートフォン

次のOSを搭載しているスマートフォンでの利用が可能です。

  • Android系スマートフォンは、Android4.4~6
  • iPhone系スマートフォンは、ios8.2~11

フィーチャーフォン

次の要件を満たすことが必要です。

  • メールアドレスの登録、多助ドメインからのメール受信許可設定とインターネット接続の契約
(注1)
端末台数が100台以下の場合は、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、Proxyサーバを1台のサーバで運用することは可能です。
(注2)
HDD容量は、1000名の登録者に4日に1回の活動要請、1回あたり750人程度が参加、活動の時間は120分、配信メッセージは20件、撮影画像は合計50枚集まることで計算した容量で3ヵ年程度の保存、活動中のログ情報は28日間の保存が可能です。
(注3)
「緊急時にスマートフォン登録者による本部呼出し」機能を利用する場合のみ必要となります。

2 運用に必要な汎用ソフトウェア

① サーバ用ソフトウェア

ア) サーバOS
Red Hat Enterprise Linux(RHT6.5)またはCentOS6.5を推奨

イ) Proxyサーバ及びアプリサーバ用ミドルウェア

  • apache(Ver 2.2.15相当品)
  • clamav(最新Ver)
  • clamd(最新Ver)
  • Java(Ver 1.6.0及び1.7.0相当品)
  • Tomcat(Ver 6.0.24相当品)

ウ) DBサーバ用ミドルウェア

  • PostgreSQL(Ver9.6相当品)
  • PgPool-Ⅱ(Ver3.5相当品)

② WindowsPC用ソフトウェア

  • Eclipse(Ver4.5以上):サーバアプリ開発用
  • AndroidStudio(Ver3.0.1以上の最新版を推奨):アプリ1構築用

③ MacPC用ソフトウェア

  • Xcode((1)⑤項を参照):アプリ2構築用
  • Speex(MacPCに同梱バージョンを使用):アプリ2構築用
  • AndroidStudio(Ver3.0.1以上の最新版を推奨):アプリ1構築用(WindowsPCにて構築の場合は不要)

3 運用開始に必要な手続き

① サーバドメインの取得
② サーバのSSL認証取得
③ Apple社と開発メンバーシップの登録に際し、証明書取得、デバイス登録
④ Google社とGoogle Playデベロッパーコンソールアカウントの登録に際し、プロジェクト登録、APIキー(証明書)取得
⑤ ゼンリンデータコム社と地図データ配信サービス「いつもNAVI API3.0」の契約

4 ソフトウェアのインストール作業等

① 「多助」ソフトウェアにサーバドメイン名等を書き込む。

  • サーバ用アプリケーションソフトウェア
  • スマートフォン用ソフトウェア
  • 本部PC通信制御用アプリケーションソフトウェア(以下「通話アプリ」という。)(注3)

② サーバ装置にサーバ用汎用ソフトウェアとアプリケーションソフトウェアをインストールする。

③ スマートフォンには、WindowsPC又はMacPCを使用してアプリ1及びアプリ2をインストールする。

  • Android系スマートフォンへのインストールは、WindowsPCとスマートフォンをUSB接続して行う。
  • iOS系スマートフォンへのインストールは、インストール予定台数が100台を境にApple社との契約を次のどちらかで行い、インストールをする。
    100台未満の場合は、Developer契約を行い、MacPCを使用してUSB接続してインストールする。
    100台以上の場合は、Developer Enterprise契約を行い、団体内のセキュアなサーバにアプリをアップし、指定URLからのダウンロードでインストールする。

④WindowsPCに通話アプリをインストール(注3)する。

5 「多助」利用規約の作成

「多助」を利用される場合には、利用規約を作成することをお勧めします。
なお、センターが使用した「多助」利用規約を参考に掲載しています。

6 基本的なシステム構成

「多助」の基本的なシステム構成は、次図のとおりです。

商標または登録商標について
「多助」は、(一財)消防防災科学センターの登録商標です。
本サイトに掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。