一般社団法人原子力安全推進協会、経済産業省資源エネルギー庁等からの委託を受けて、過酷災害時に対するリーダーの皆様に求められる、判断力、リーダーシップ力、指揮統率力、コミュニケーション力等を体得出来る実践的な研修として、原子力事業者社員を対象とした研修とオンサイト・オフサイトの方々を対象とした研修を行っています。
| 研修名称 | 委託元 | 研修の概要 |
受講対象者 |
開催場所 |
研修日数 |
|---|---|---|---|---|---|
|
一般社団法人 原子力安全推進協会 |
2日間の講義・演習の学びを3日目の総合演習で実践する |
〇原子力事業者社員 |
当センター |
3日間 |
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経済産業省 資源エネルギー庁 |
危機管理研修をベースに2日間のカリキュラムとし、受講者はオンサイト・オフサイトの方を対象 |
〇原子力事業者社員 〇関連企業・協力企業社員 〇自治体職員、消防職員 〇原子力災害時の危機管理に興味のある方 |
原子力発電所等施設の近隣市町村 |
2日間 |
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センター事業 |
基本は、ERC研修と同様の講義・演習と受講者とし、さらに東京開催の特別プログラムを計画 |
〇原子力事業者社員 〇関連企業・協力企業社員 〇自治体職員、消防職員 〇原子力災害時の危機管理に興味のある方 |
当センター |
2.5 日間 |
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原子力事業者 |
基本は、ERC研修と同様の講義・演習とし、オンサイトの方のみ対象 |
〇原子力事業者社員 〇関連企業・協力企業社員 |
原子力事業者の指定する場所 |
2日間 |
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自治体 |
基本は、ERC研修と同様の講義・演習としオフサイトの方のみ対象 |
〇自治体職員、消防職員 〇原子力災害時の危機管理に興味のある方 |
自治体の指定する場所 |
2日間 |
※研修についてのご質問等は、危機管理研修担当宛(kikikanri@isad.or.jp)にお願いします。
これらの研修は、経験豊富な消防幹部OB等による小グループ編成のきめ細かな指導と、受講生の「気づき」を重視した実習に特徴があります。その中の代表的なものを紹介します。
同時多発災害に学ぶ指揮統括
震災時における消防署幹部の対応を題材にして、災害対策本部における情報処理要領、リソースマネジメント、迅速な救命に必要なトリアージや指揮方策等、指揮者としての部隊統率の基本を習得します。
特殊災害対応トレーニング
化学災害を題材にして、放射線災害や生物災害にも共通するゾーン管理、防護措置、除染等の基礎知識を座学で習得します。 この基礎知識に基づき、化学災害時における現場指揮所の指揮者として、災害現場の喧騒状態の中での適切な情報処理、安全管理、部隊統率はいかにあるべきかを、ブラインド型の実践的な演習により体感します。

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【同時多発災害に学ぶ指揮統括】 の演習 |
【特殊災害対応トレーニング】 の演習 |
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研修の紹介 |
|---|
【危機管理研修の紹介】
平成26年度から原子力事業者の幹部社員の方を対象とした「危機管理研修」事業を、一般社団法人原子力安全推進協会(以下「JANSI」といいます。) から受託し、今日まで毎年度開催しております。
講師は、東京消防庁他政令市消防局の元幹部職員、元核燃料会社社員の8名の方々です。
・飯田 稔氏 ・内山 徹氏 ・佐藤康雄氏 ・杉田克明氏 ・関 政彦氏 ・永井逸朗氏 ・中村啓治氏 ・村田 伸氏(五十音順)
演習では、講師がキュレータとファシリテーター役として、演習の助言・指導等を行います。
研修カリキュラム
| 1日目 | 2日目 |
3日目 |
|---|---|---|
|
講義「さらなる安全を目指して」 |
演習「同時多発災害に学ぶ部隊統括」 |
演習「総合訓練」 |
|
講義「災害時の心理と惨事ストレス」 |
||
|
演習「状況把握トレーニング」 |
「特殊災害トレーニング」 1)講義 基礎講座 2)演習 基本訓練 3)演習 実践訓練 |
講義「研修の総括」 |
|
演習「意見集約トレーニング」 |
演習「全体の振返り」 |
|
|
講義「情報マネジメント」 |
開催実績
| 年度 | 実施場所 |
|---|---|
|
令和6年度 |
東京都三鷹市 |
|
令和5年度 |
東京都三鷹市 |
|
令和4年度 |
オンライン 東京都三鷹市~各電力会社 |
|
令和3年度 |
オンライン 東京都三鷹市~各電力会社 |
|
令和元年度 |
東京都三鷹市 |
|
平成30年度 |
東京都三鷹市 青森県六ヶ所村 |
|
平成29年度 |
東京都三鷹市 青森県六ヶ所村 |
|
平成28年度 |
東京都三鷹市 |
|
平成27年度
|
東京都三鷹市 |
|
平成26年度 |
東京都三鷹市 |
【緊急時対応指揮研修(ERC研修)の紹介】*ERC研修:Emergency Response Command研修
令和元年度から経済産業省資源エネルギー庁「原子力産業基盤強化事業(安全性向上を担う人材の育成事業)」を受託し、原子力施設のおけるシビアアクシデント(過酷事故)発生時の対応力強化のため、危機管理能力と組織統括力を備えた人材の育成を目的として、 「緊急時対応指揮研修」 (以下「ERC研修」*といいます。)を開催しています。
この研修は、原子力発電所及びその関連企業の社員並びに原子力施設が立地する地域の行政に携わる職員(消防職員を含む。)を対象とします。
講師は、東京消防庁の元幹部職員の5名の方々です。
・飯田 稔氏 ・内山 徹氏 ・佐藤康雄氏 ・関 政彦氏 ・永井逸朗氏(五十音順)
演習では、講師がキュレータとファシリテーター役として、演習の助言・指導等を行います。
開催詳細と受講生募集・申込みの案内は、当HP「お知らせ」に掲載します。
研修カリキュラム
| 1日目 | 2日目 |
|---|---|
|
開講式・オリエンテーション |
演習「状況把握トレーニング」 「特殊災害トレーニング」 1)講義 基礎講座 2)演習 基本訓練 3)演習 実践訓練 |
|
講義「さらなる安全を目指して」 |
|
|
講義「災害時の心理と惨事ストレス」 |
|
|
演習「状況把握トレーニング」 |
|
|
講義「情報マネジメント」 |
講義「研修の総括」 |
|
演習「同時多発災害に学ぶ部隊統括」 |
演習「全体の振返り」 |
開催実績
|
年度 |
実施場所 |
受講者の業種と人数 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|
|
原子力事業者等社員 |
行政職員 |
消防職員 |
研究機関等職員 |
合計 |
||
|
令和6年度 |
北海道泊村 茨城県東海村 鹿児島県鹿児島市、薩摩川内市 |
22 |
10 |
71 |
1 |
104 |
|
令和5年度 |
宮城県石巻市 茨城県東海市 新潟県柏崎市 佐賀県唐津市 |
20 |
15 |
72 |
2 |
109 |
|
令和4年度 |
静岡県静岡市 島根県松江市 |
22 |
7 |
38 |
2 |
69 |
|
令和3年度 |
青森県六ヶ所村 福井県敦賀市 |
25 |
4 |
21 |
2 |
52 |
|
令和2年度 |
青森県東北町 福井県敦賀市 |
13 |
5 |
15 |
3 |
36 |
|
令和元年度 |
青森県六ヶ所村 福井県敦賀市 |
44 |
2 |
30 |
1 |
77 |
|
【ERC研修の創設について】 平成26年度から開催しているJANSIの危機管理研修開催の経験をもとに、原子力施設のおけるシビアアクシデント(過酷事故)発生時の対応力強化のため、危機管理能力と組織統括力を備えた人材の育成を目的として、ERC研修を創設しました。 原子力施設立地地域でのオンサイト・オフサイトは、原子力の安全確保に係る「車の両輪」であると言われていることから、過酷事故発生時には、危機管理能力と組織統括力を備えた地域の社員や職員による活動が必要と考え、オンサイト・オフサイトで勤務する社員・職員を対象とした研修で、両者を同じ演習班に混在させることにより、与えられた課題に対し、それぞれの役割で課題解決に取組み、組織統括力などの実践的なノンテクニカルスキルを学べる研修で、わが国でも他に類を見ない危機管理研修です。 原子力災害は、国家の存亡に係る極めて重大な災害であり、その対策は国の最優先課題として取り組む必要があることから、センターは、原子力災害に対応するオンサイト・オフサイト、双方のリーダーに対する継続的な人材育成事業としてのERC研修の役割は極めて大きいと考えています。
|
【東京ERC研修の紹介】
資源エネルギー庁委託事業の後継事業として、令和5年度から、東京三鷹市のセンターで「東京ERC研修」を開催しています。
この研修は、資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」と目的、対象者は同じです。
資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」との相違点は次のとおりです。
・開催場所は、東京地三鷹市のセンター大会議室です。
・受講料を徴収させていただきます。
・受講者数が25名以上の場合は、講師が増員されることがあります。
・1日目の午後に東京開催のメリットを活かす特別プログラムを計画しています。
例えば、原子力に関わる専門家の講義やN災害に対応する消防関係施設の視察等
開催詳細と受講生募集・申込みの案内は、当HP「お知らせ」に掲載します。
研修カリキュラム(参考)
| 1日目 | 2日目 | 3日目 |
|---|---|---|
|
|
開講式・オリエンテーション |
演習「状況把握トレーニング」 「特殊災害トレーニング」 1)講義 基礎講座 2)演習 基本訓練 3)演習 実践訓練 |
|
講義「さらなる安全を目指して」 |
||
|
講義「災害時の心理と惨事ストレス」 |
||
|
午後3時開始 開講式 オリエンテーション 特別プログラム実施 |
演習「状況把握トレーニング」 |
|
|
講義「情報マネジメント」 |
講義「研修の総括」 |
|
|
演習「同時多発災害に学ぶ部隊統括」 |
演習「全体の振返り」 |
開催実績
|
年度 |
開催日 |
受講者の業種と人数 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|
|
原子力事業者等社員 |
行政職員 |
消防職員 |
研究機関等職員 |
合計 |
||
|
令和6年度 |
令和7年2月13日~14日 |
1 |
1 |
23 |
0 |
25 |
【原子力事業者ERC研修の紹介】
資源エネルギー庁委託事業の後継事業として、令和6年度から、原子力事業者等を委託元とした「原子力事業者ERC研修」を開催しています。
この研修は、資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」と同じ目的で、原子力発電所及びその関連企業の方々を対象とします。
資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」との相違点は次のとおりです。
・原子力事業者とセンターが委託契約を結んで行う事業です。
・開催場所は、委託元原子力事業者等が指定する場所で実施します。
・受講者は、原子力事業者とその関連会社及び関係会社等の社員とします。
・受講者数が25名以上の時は、講師が増員されることがあります。
・研修会場の確保、受講者の募集等を原子力事業者自身で行っていただきます。
開催を希望する団体は、危機管理研修担当宛(kikikanri@isad.or.jp)にお願いします。
研修カリキュラム(基本)
基本的なカリキュラムの構成です。時間割等は、原子力事業者と協議のうえ決定します。
| 1日目 | 2日目 |
|---|---|
|
開講式・オリエンテーション |
演習「状況把握トレーニング」 「特殊災害トレーニング」 1)講義 基礎講座 2)演習 基本訓練 3)演習 実践訓練 |
|
講義「さらなる安全を目指して」 |
|
|
講義「災害時の心理と惨事ストレス」 |
|
|
演習「状況把握トレーニング」 |
|
|
講義「情報マネジメント」 |
講義「研修の総括」 |
|
演習「同時多発災害に学ぶ部隊統括」 |
演習「全体の振返り」 |
開催実績
|
年度 |
開催日 |
委託元 |
開催場所 |
受講者数 |
|
|---|---|---|---|---|---|
|
令和6年度 |
令和6年6月18日~19日 |
株式会社青森原燃 テクノロジーセンター |
青森県 量子科学センター |
20 |
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【自治体ERC研修の紹介】
資源エネルギー庁委託事業の後継事業として、令和7年度に、自治体を委託元とした「自治体ERC研修」を立ち上げました。
この研修は、、資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」と同じ目的で、原子力施設が立地する地域で緊急時防護措置を準備する区域の自治体や消防の職員と原子力災害発生時の危機管理に関心のある方を対象とします。
資源エネルギー庁委託事業の「ERC研修」との相違点は次のとおりです。
・自治体とセンターが委託契約を結んで行う事業です。
・開催場所は、委託元自治体が指定する場所で実施します。
・受講者は、原子力施設が立地する地域で緊急時防護措置を準備する区域の自治体や消防の職員と原子力災害発生時の危機管理に関心のある方とします。
・受講者数が25名以上の時は、講師が増員されることがあります。
・研修会場の確保、受講者の募集等を自治体自身で行っていただきます。
開催を希望する団体は、危機管理研修担当宛(kikikanri@isad.or.jp)にお願いします。
研修カリキュラム(基本)
基本的なカリキュラムの構成です。時間割等は、自治体と協議のうえ決定します。
| 1日目 | 2日目 |
|---|---|
|
開講式・オリエンテーション |
演習「状況把握トレーニング」 「特殊災害トレーニング」 1)講義 基礎講座 2)演習 基本訓練 3)演習 実践訓練 |
|
講義「さらなる安全を目指して」 |
|
|
講義「災害時の心理と惨事ストレス」 |
|
|
演習「状況把握トレーニング」 |
|
|
講義「情報マネジメント」 |
講義「研修の総括」 |
|
演習「同時多発災害に学ぶ部隊統括」 |
演習「全体の振返り」 |